坂林和重の技術士試験コラム
2012年4月
1月から4カ月間の延長線上にこれからの3カ月間や合否結果がある。
さて明日から5月に入ります。1月から4月までの学習は、計画通りでしょうか?
そろそろ振り返りをしてください。今までの4カ月間の延長線上にこれからの3カ月間があります。そして最終的に8月の筆記試験の結果があります。
計画を振り返って、計画通りに勉強の進んでいる人は、合格の可能性があります。ですが、計画と実績に大きな開きのある場合は、厳しいです。
何日か前に「試験直前で急激に実力が伸びた」人の話をしました。試験の2~3週間前に合格の力が付く人もいますが、1月から努力している人です。直前だけ努力しても実力など付きません。
もし反省すべき点のある人は、直ちに反省して今年の合格を目指しましょう。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
この学習方法が、【合格論文機械的作成法】です。
火曜日から5月です。あなたは、筆記試験の勉強を始めましたか?
5月からは、筆記試験の勉強を始めてください。
筆記試験の本番まで5月・6月・7月の3カ月間です。
5月と6月の2カ月間は、筆記試験の勉強をしてください。キーワード学習は、当然並行して続けます。そして最後の1か月(7月)は、キーワード学習に集中してください。
なぜこのように学習するかと言うと、【論文の記述練習では、合格できない】からです。論文の記述練習は、3問程度実施すれば十分です。7月に集中的に実施するのは、キーワード学習です。
最短合格は、キーワード学習で蓄えた論文記述ネタを5月・6月で学習した合格論文のひな型へ機械的に当てはめることです。
この学習方法が、【合格論文機械的作成法】です。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士試験は、文科系の能力を問われる試験です。
あなたは、技術士試験を過去の資格と同じ方法で受験しようとしていませんか?
技術士試験は、理系の資格でありながら文科系の能力を問われる試験です。
試験問題を解釈するには、読解能力が問われます。解答を書くときには、記述能力が問われます。この能力は、理系の人の不得意な分野です。
皆さんは、この能力をどのように身に付けようとしていますか?
あるひとは、新聞の社説を転記して勉強したそうです。別の人は、小論文の参考書を読んで勉強したそうです。人によって勉強方法が違います。ですが少なくとも言えるのは、「文系の勉強をする必要がある」と言うことです。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士試験の本質を理解すると、2週間で合格力が付く。
さあ明日からゴールデンウィークです。いろいろと予定されていますか?勉強週間にされる人もいれば、休養週間にされる人もいると思います。基本的にどちらでも技術士試験の合格には、問題無いと思います。
技術士試験を受験される人は、実務経験の豊富な人です。技術士試験をしっかり理解すれば合格の可能性が高いです。ゴールデンウィーク期間中に休養を取る程度であれば、合否に影響しません。
過去にこんな人がいました。筆記試験の2週間前まで、「この人は、技術士試験を理解できてない。たぶん不合格かも」と思う人が突然です。技術士試験の目的を突然理解できたのです。あれよあれよと思う間に合格論文が、書けるようになったのです。
合格された後で聞いてみたら理解できたきっかけがあったそうです。客先の社長様の事を考えながら報告書を書いていた時に、「この人のことを考えながら論文を書けばいいんだ」と気づいたのだそうです。
私も技術士試験の本質を再認識した出来事でした。皆さんも、技術士試験を正しく理解して一発合格を果してください。
勉強は、計画通り進んでいますか?合否を決めるのは、あなた。
あなたは、技術士試験に全力で取り組んでいますか?
全力で取り組んでいるか、次の質問で判断してください。
1、計画通り勉強しているか?
試験日まであと100日です。計画通り勉強は、進んでいますでしょうか?1月から勉強を始めたとすると、計画の半分が過ぎたことになります。もし独学者でキーワード学習であれば、少なくともキーワード解説シートが100枚以上(できれば150枚)作成できていますでしょうか?キーワード学習で無くてもかまいません。どのような方法でも良いので、少なくとも計画の半分が進んでいるか確認してください。(指導者がいる人は、指導者の指示に従ってください)
2、「受験申込書と業務経歴票」を完成したか?
「受験申込書と業務経歴票」の提出〆切は、5月連休明けになります。また完成のための技術的体験論文は、下書きをしましたか?口頭試験では、約半数の受験生が不合格です。原因は、「受験申込書と業務経歴票」と「技術的体験論文」がほとんどです。十分な準備をして下さい。
3、合格のために良いと言われたことはやっていますか?
技術士試験の合格のために良いと言われたことは、やっていますでしょうか?どんなことでも合格に良いと言われたことは、何でも実施する方向で努力してください。(できないこともあるでしょうが、努力は全力でしてください)
4、勉強しない言い訳をしていませんか?
勉強しない言い訳としては、下記が定番です。
1)時間が無い。
2)やり方が良くわからない。
3)お金が無い。
言い訳は、本当ですか?
「1)時間が無い」人でも案外飲み会や趣味の会などにちゃっかり参加します。「2)やり方が良くわからない」人は、合格した人に教えてもらいましたか?少なくとも合格した人は、合格方法を知っています。「3)お金が無い」人は、生活費に困るほどの日々でしょうか?趣味には、お金を使っていませんか?
全ては、優先順位だと思います。いま勉強して無い人は、「技術士試験の合格」よりも優先度の高いことに「時間・労力・お金」を使っているのだと思います。
合否を決めるのは、あなただということを肝に銘じて試験日を迎えて戴ければと思います。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士試験の難易度が上昇する。
わたくしは、近い将来に技術士の難易度が上がると考えています。根拠はいくつかあるのですが、説明できるものを下記に示します。
【1】過去の実績
過去の実績で難易度が上昇している。下記の過去実績を参照してください。
合格率は、あきらかに厳しくなっています。
【2】有名大学が本気になった?
技術士試験の第1次試験の合格者の大学別合格者順位を見てください。
第1次試験の合格では有名な大学が名前を連ねています。
No | 大学・大学院名 | 申込者の人数 | 合格者の人数 |
1 | 東京大学 | 286 | 172 |
2 | 京都大学 | 259 | 152 |
3 | 九州大学 | 310 | 136 |
4 | 早稲田大学 | 315 | 128 |
5 | 東北大学 | 215 | 111 |
【3】対策は、早い方が良い。
この第1次試験の難易度上昇傾向は、数年後(二次試験の受験条件である4年後?7年後?最短で1年後?)の第2次試験を暗示しています。
みなさんは、1年でも早く合格するのが得策と思います。
最短筆記試験対策(予想問題)やBコース筆記試験対策も参考にしてください。
特に「機械部門・情報工学部門」が要注意です。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
合格する人と不合格の人は、考え方が違う。
あなたは、今年の試験の合否結果をどのように考えているでしょうか?
1、不合格になるかもしれない。
2、合否が解らない。
3、合格する。
今の時点で、一番合格の可能性があるのは、「3、」を考えている人です。
「3、」を考える人は、勉強に行き詰った時に考えるのは、「どうすれば合格するだろうか?」です。
これに比べて、「2、」を考える人は、勉強に行き詰ると「不合格になるかもしれない。きっと不合格になる。やめておこう」となります。さらに最悪は、「1、」を考える人です。「1、」を考えている人は、初めから不合格を前提です。不合格を前提では、合格できません。
このコラムを見ている人は、今年を合格前提で勉強してください。何か迷ったら、「今年合格するにはどうすれば良いのか?」と考えてください。
この対策は、1日筆記試験対策コースで実施しています。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
JESは、毎年20人に1人が講師と受講生間でトラブルに。
JESの筆記試験セミナー(Bコース)では、毎年20人に1人の割合で講師と受講生の間でトラブルになることがあります。トラブルになる理由は、講師の論文添削で赤ペンのコメントに対して受講生の反論がエスカレートすることに端を発しています。
受講生が、必死になって書き上げた論文を講師は、赤ペンで真っ赤にして返却するからです。
受講生の気持ちが良く理解できます。赤ペンで跡形もなく問題点を指摘されれば、受講生として気持ちが穏やかで無いでしょう。講師に反論したくなるのももっともだと思います。
ですが、私(坂林)は、講師の皆さんへ論文の良いところを認めつつも「妥協せずに徹底的に赤ペンを入れてください」とお願いしています。もちろん20人に1人程度のトラブルも覚悟の上です。
なぜトラブルを覚悟してもそこまでやるのかと言うと、妥協せずに1人でも多く技術士試験に合格してほしいからです。
JESの存在価値は、受講生に気分良くなってもらう事でありません。今年の技術士試験に、一発合格してもらう事です。
皆さんも、自分の周りに「妥協せずに指導してくれる人」を見つけて、今年の一発合格を目指してください。
筆記試験まで3か月半(約100日)に迫りました。
あなたは、筆記試験の勉強を始めていますか?
このコラムでは、キーワード学習の三分割展開法をお勧めしています。もし別の方法で勉強されるのであれば、それでも構いません。重要なのは、「筆記試験の勉強を始めているかどうか」です。
今年になって4か月半が過ぎました。もうすぐ5月です。筆記試験まであと3ヶ月半しかありません。
思うように進まないけれども勉強している人は、良いと思います。自信たっぷりに「計画通り勉強している」と言える人などいないからです。
問題なのは、筆記試験の勉強を始めて無い人です。指導者がいて勉強しているのならば、大丈夫ですが、独学の人は、危険信号です。
このコラムで、「独学の人は、早め早めでキーワード学習をしてください」とお伝えしています。目標は、筆記試験の時までにキーワードで300個越えです。
現時点でキーワードの解説シートが、150枚を超えている必要があります。独学の人は、受験を決意した日を思い出して、頑張ってください。(JESのセミナーに参加している人は、私がセミナーの中で叱咤激励します。覚悟してください)
それでは、一人でも多くの合格者が出るように頑張りましょう。
昨年と違う勉強方法で、一発合格する。
きょうは、不合格通知を3回以上もらった人にコラムを書いてみます。
不合格通知を3回もらって4回目にチャレンジしている人に対する私の思いは、次の事です。
「昨年と違う勉強をされていればよいのだけれど、もし同じことを繰り返していれば、4回目の不合格通知をもらう」
「せっかくの実力が有りながらもったいない。」「昨年と違う事をやっていてほしいなぁ~ぁ」
と思うのです。誰でも昨年と同じことをやれば、今年も同じ結果になるのです。同じことをやっている限り、永遠に合格できません。
昨日のコラムで書いたように、技術士試験の難易度は、普通の試験程度です。合格方法を知れば、誰でも3千番目に入れる試験なのです。
このコラムを読んでいる人は、ぜひ、合格方法を知り昨年と違う勉強を始めて、一発合格を果して戴ければと思います。
技術士試験も合格方法を知ってしまえば普通の試験。
きょうは、技術士試験を難関試験だと思っている人にコラムを書きます。
まず技術士試験は、それほど難関試験でありません。もちろん簡単だとまでは言いません。ですが、いまチャレンジしている人が思うほど難関試験でありません。普通の試験です。
なぜ普通の試験かといえば、毎年3千人前後が合格する試験です。オリンピックで金メダルのように1人だけしか合格しないのなら、難関試験です。あるいは、プロゴルファーのようにゴルフだけで生活している日本でただ100人の中に入るのであれば、難関だと言えます。技術士試験は、それらほど難関で無いのです。
皆さん想像してみてください。毎年合格する3千番目の人を考えてみてください。3千番目がどれほどの順位かオリンピックの成績で考えてみてください。メダルを争うどころか、市民選手程度の成績と想像できます。
さらに別の見方もできます。皆さん過去に受験した試験を思い出してください。合格するまでは、「こんな難関試験に、本当に合格できるのだろうか」と思ったことでしょう。でも合格してみれば、「思ったほどの難関で無かった」と思ったはずです。
技術士試験も同様です。合格すれば「なんだ、こんなものか~ぁ」と思うはずです。この理由は、合格方法を知るまでは難関試験で、合格方法を知った後は普通の試験になるからです。
すなわち合格方法を知らないから難関試験なのです。合格方法を知ってしまえば普通の試験なのです。
それでは、合格方法を知って一発合格を果しましょう。
テクニックを使って技術士試験の予想問題を作成する。
このコラムで、「予想問題では、技術士試験に合格できない」と何度も説明しています。しかしながら、JESセミナーでは、5~6月で学習して7月に試験問題を予想してもらいます。もちろん試験問題をどのように予想するか予想方法を教えます。
JESは、予想問題を提供しないと言いながら、なぜ受講生自身に試験問題を予想させると思いますか?
この目的は、今年の試験で何が重要視されるかを理解してもらうためです。
幾つかのテクニックを使って技術士試験の予想問題を作成すると「いま何が求められているか」が理解できます。求められている知識や考えを解答に書いてもらうために受講生自身で予想問題を作成してもらいます。(予想問題を作成するテクニックは、教えます)
このような理由から、JESでは、予想問題を提供しないけれども受講生自身に試験問題を予想してもらうのです。試験問題の予想を的中するのが目的で無く、問題を予想することで学習するのが目的なのです。
すなわち、予想問題を自分で作成できる実力が付くまで受講するのです。そうすることで合格に近づくのです。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
予想問題の作成は、1日筆記試験対策コースで行っています。
4~5月で実施すべきは、キーワード集です。
これから進める筆記試験対策ですが、4~5月で実施すべきは、キーワード集です。
キーワード集を作成して、各キーワードの解説シートを作成してください。
解説シートは、A4の用紙で1枚にまとめるのがお勧めです。2~3枚にまとめると綴じておく必要があるので扱いにくいと思います。ノートでまとめても良いです。ノートでまとめるときは、1ページを使ってください。見開きの2ページでも良いと思います。
まとめ方はそれぞれ工夫してください。重要なのは、書く内容です。
問題・課題・将来動向の3件は、区別して書いてください。混同しないように注意してください。
また課題・将来動向の2件は、技術士らしい内容にして下さい。技術士として求められる部分だからです。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士試験の学習に役立つWebラーニングプラザ。
皆さん次のHPをご存知ですか?
このHPは、科学技術振興機構が、無料で提供している技術者向けのeラーニングです。技術士試験を学習するのに、勉強になるHPです。
昨年、原稿を書いてくれる人の募集が日本技術士会経由で有りました。(うろ覚えなので正確で無いですが)
作成している人は、現役の技術士のようです。(その他の人も参加しているでしょうが)
学習の進捗管理も可能です。
技術士受験に役立ててください。
技術士試験は、忙しい中でも勉強する人が合格する。
みなさん、しっかりと勉強は進んでいますか? 忙しくて思うように勉強が進んでないでしょうね。
技術士試験を受験する人は、公私共に忙しい人が多いです。年齢が、40歳代や50歳代です。
会社では、重要な地位についています。家庭では、お子さんを持ち住宅ローンを抱えている人です。極めて多忙な日々を過ごされています。
ですが、暇な人はいないと思ってください。例えば、あなたより暇と思う人を見つけて次の質問をしてください。
質問:「毎日忙しいだろう?」
回答を予想してみてください。100人に質問しても100人全員の回答は同じです。
回答:「はい、忙しいです」
皆さん忙しいのです。暇な人などいないのです。例えあなたより時間のある人でも本気で忙しいと思っているのです。
そしてあなたと同じように忙しい人でも合格しています。むしろ技術士試験は、忙しい中でも勉強をする人が合格するのです。
あなたは、忙しさに負けず勉強して合格の栄冠を勝ち取ってください。
次の目標は、筆記試験対策(専門知識の整理)です。
昨日に引続きセミナーを実施してきました。セミナーで拝見した業務経歴票では、「地位・職名」で若干の修正した人がいましたが、ほぼ完成が大半でした。
さて次の目標は、筆記試験です。
筆記試験で解答を記述するための専門知識を整理する事から始めてください。専門知識の整理とは、三分割展開法です。過去問題・専門雑誌・学会誌・白書などからキーワードを抽出して整理して下さい。
キーワードは、300個以上を抽出してください。100個以下では、合格できません。
1月から実施している人は、200個程度になっているはずです。1日の実施個数は、2個前後(A4で2枚程度)になるはずです。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
そのままでは、不合格と思われる記載もありました。
本日(4/14)セミナーを実施してきました。機械部門・上下水道部門・情報工学部門・建設部門など参加されました。
参加者の昨年作成された「受験申込書と業務経歴票」などを拝見したのですが、もったいないの一言でした。書くべき事が書いてないのです。素晴らしい経歴の持ち主でありながら、記載されて無いことが多数あったのです。
試験官は、受験生と初対面です。受験生の知人であれば、書いて無いことも知っているので実力を正しく評価してくれます。ですが、初対面の試験官は、書いてあることのみで受験生を評価します。
あまりにももったいない。実力が有りながら不合格になってしまう状態です。
皆さんの中にも書くべき事で書いて無いことがありませんか?「受験申込書と業務経歴票」が、合否に重大な影響をします。
また、「地位・職名」で部長や課長を書いている人がいました。部長や課長を書いても評価されません。それよりも技術的責任ある立場を記載するほうがお勧めです。なぜなら技術士としての能力を試験しているのですから。
では、頑張って記載してください。
試験に出そうなキーワードの集め方。
今月後半からは、筆記試験対策を始めます。筆記試験対策で試験に出そうなキーワードの収集は、次の資料から開始するのが良いと思います。
1、過去問題集
2、専門雑誌
過去問題集では、平成19年から確認します。また、専門雑誌は、10年分を調査します。専門雑誌の入手は、古本の購入または図書館から借りることを考えてください。都道府県の代表的な図書館であれば、ほとんどの本が保管されています。
キーワードは、問題と課題を意識して集めてください。特に重要なのは、課題の方です。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
「受験申込書と業務経歴票」で手書きをお勧めする理由は。
さて「受験申込書と業務経歴票」の記述ですが、日本技術士会試験センターのホームページからPDFファイルをダウンロードして、作成することができます。JESでも下書きでは、このPDFを活用しています。
ですが、提出の段階では、手書きをお勧めしています。多くの人が、「字が汚いのでPDFにしたいのですが」とおっしゃいますが、それでも手書きをお勧めしています。習字ではないので丁寧に書けば大丈夫です。
手書きをお勧めする理由は、手書きの良いところを強調したいからです。パソコンによる印刷では、フォントが均一です。業務経歴票で目立たせたいところが強調できないのです。
ぜひ皆さんも手書きで提出することをお勧めします。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
最後に「受験申込書と業務経歴票」で確認するチェックポイント3点は?
「受験申込書と業務経歴票」は、完成しましたか? JESでは、今度の日曜日である4月15日(日)にマンツーマン【完全指導】コースで完成させる予定です。
作成するチェックポイントは、次の3点です。
1、技術士らしい内容であること
1)技術士法を満足していること。
2)試験判定基準に照らして条件をクリアしていること。
3)技術士としての実務能力があると判定できること。
2、書類に矛盾が無いこと
1)受験申込書の受験部門などと業務経歴票の間に矛盾が無いこと。
2)業務経歴票と技術的体験論文との間に矛盾が無いこと。
3)専門とする事項と技術的体験論文と矛盾が無いこと。
3、口頭試験を考えた内容になっている事
1)口頭試験でアピールする内容が書いてあること。
2)業務経歴票に口頭試験での想定質問が折込まれていること。
3)口頭試験を考えてNG項目を書かないこと。
ここで不明点を残したままで試験にのぞむと口頭試験で後悔する事になります。口頭試験の合格率は、半分です。
納得できるまで検討しましょう。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
「受験申込書と業務経歴票」は、試験センターへ持参すること。
「受験申込書と業務経歴票」は、今週に完成ですか?完成した「受験申込書と業務経歴票」の提出ですが、試験センターへ持参するのをお勧めします。郵送は、やめた方が良いです。
なぜ持参が良いかというと、受付で簡単な記入漏れや誤記などをチェックしてくれるからです。記載の良否は、見てくれませんが、記入漏れや誤記などのチェックだけでも見ていただけるのは、大変ありがたいです。
もし郵送で提出して、記載漏れが見つかると試験センターから返送されてきます。再度記入して再提出になれば、それだけ時間がかかります。提出〆切近くの場合、間に合わないかもしれません。
このようなことの無いように「受験申込書と業務経歴票」は、試験センターへ持参することをお勧めします。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
「受験申込書と業務経歴票」の最後の下書き。
業務経歴票の証明者をだれにしていますか?
基本的には会社を代表する人ですから、社長です。もし学校関係者であれば、学長です。(会社を代表できれば、部長でも良いと聞いていますので、詳細は、試験センターに問い合わせてください)
社長や学長の印は、捺印いただくのに日数を必要とします。1週間程度の余裕を見てください。そうすると、「受験申込書と業務経歴票」の作成は、あと2週間程度で完成させる必要があります。
さて「受験申込書と業務経歴票」の最後の下書きとしては、受験申込書の部分です。受験申込書で受験部門・選択科目・専門とする事項が、業務経歴票に一致するように記載します。業務経歴票で、受験条件である4年または7年についてふさわしい専門とする事項を記載します。もし一部でもふさわしく無い経歴があれば、修正を検討します。
以上を今週中に実施してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士試験は、文系の能力を問う試験です。
技術士試験が難しい2つ目の理由は、技術系の試験でありながら文書力を問う試験だからです。
技術士試験は、「・・・あなたの考えを述べなさい」などと出題されます。「考えを述べなさい」ですから、「考えを文書にして相手に理解される論文を書きなさい」と言う意味になります。
技術者は、データ解析など技術的な検討をするのが得意です。しかし、文書を書くのは、一般的に不得意です。
そのため筆記試験では、論文を苦労して作成し、試験官に理解できない文書となり、不合格になるのです。
ところが、不合格の人は、文書を書いても問題があると理解できていません。なぜなら、昨日のコラムに書いたように不合格者は、自分の弱点に気づいて無いのです。結果として複数回受験する人が、多数になってしまうのです。
技術士試験を1回で合格するには、文書力をつけて自分の弱点を直す必要があります。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
自分で気づけない問題点が、自分の弱点として残る。
あなたの悩みは、何をやれば合格できるかわからない事だと思います。この悩みはよく理解できます。なぜなら自分の気づけない弱点の事だからです。誰でも他人の事であれば弱点を見つけられるのですが、自分の弱点を見つけるのは、難しいのです。
例えば、A4で2~3枚の報告書や上申書などで推敲に推敲を重ねて提出しても自分一人では、ミスを無くすのが困難です。でも他人の書いた報告書や上申書のミスは、簡単に見つけることができると思います。(A4で1枚以内であれば自分で書いた報告書や上申書でもミスをなくすのは、簡単です)
何故ならば、自分で気づく弱点は、直すことができます。自分で気づかない弱点は、直すことができないのです。気づかないから弱点なのです。これが、技術士試験の難易度を高めている理由の1つです。(大学入試であれば、学校の教師・定期試験・公開模擬試験などで弱点を教えてもらえますが)
いまあなたの持っている弱点は、気づかないため残っているのです。自分で気づかない弱点を直すには、他人に教えてもらうのが一番です。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
他の資格試験と技術士試験は、勉強方法が違う。
技術士セミナーに参加する人で、立派な資格を取得して参加される人がいます。「博士・一級建築士・電験1種・弁理士」などです。あるいは、偏差値70以上の大学・大学院を卒業し企業で活躍している人も技術士セミナーに参加されます。
それらの人も複数回受験して残念な結果になり、どのように技術士試験を勉強してよいかわからなくて、技術士セミナーに参加したそうです。
私はいつもそのような人には「どのように勉強されてましたか?」と質問しています。多くの回答が、「参考書や問題集で勉強してました」です。理由は、過去の資格試験で合格できたからのようです。
これでは、複数回受験になります。「博士・一級建築士・電験1種・弁理士・大学・大学院」の試験と技術士試験とは、勉強方法が違います。求められている能力が違うからです。これらの資格に合格しても、同じ勉強方法で技術士試験に合格できません。
技術士試験には、技術士試験に適した勉強方法があります。逆にこれらの資格が無くても適切な勉強をすれば、だれでも技術士試験に合格できます。目的に合わせた勉強方法で、一発合格を果しましょう。下記のページも参考にしてください。
模擬試験のつもりで問題を解いてみたいなら下記があります。試験直前に合格できないと判定されても困るでしょうから、独学の人は、早目にチャレンジすることをお勧めします。
それから他の資格と難易度を比較したページは、下記です。参考にしてください。
「大きな仕事・責任ある仕事」を技術士らしい仕事と勘違い?
さて来週からは、「受験申込書と業務経歴票」の最終仕上げになります。その前段階として今週は、しっかりと「技術的体験論文」の下書きを決めてください。「受験申込書と業務経歴票」の検討不足が口頭試験で半数不合格の原因です。あなたは合格する方の半分に入りましょう。
「技術的体験論文」は、技術士合格にふさわしい内容になっていますか?多くの人が間違えるのは、「大きな仕事・責任ある仕事」を技術士らしい仕事と勘違いしています。技術士らしい仕事を間違えないでください。
技術士らしい「技術的体験論文」が、3件下書きできたら次です。「技術的体験論文」と「受験申込書と業務経歴票」を一致させてください。この時に注意してほしいのが、前回の下書きです。前回の下書きでは、技術士法や技術士試験委員会の資料内容を折込んでいます。前回折込んだ内容が消えないようにして下さい。
来週からは、「受験申込書と業務経歴票」で受験申込書の部分の決定です。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士試験は、必要な事をやれば、だれでも合格できる試験。
あなたは、計画通りに勉強が進んでいますか?
ほとんどの人は、「計画通りに進まない」と言います。そこで今日は、遅れない勉強計画の立て方です。
一番重要なのは、1週間を6日間で計画することです。例えば、月曜日から土曜日までで勉強計画をたてます。日曜日は、勉強の計画を入れません。
そして勉強を進めても計画なので必ず遅れます。遅れたとき日曜日に勉強します。すなわち、日曜日を予備日として計画遅れの挽回日にするのです。
それで日々の勉強ですが、初めは前日の勉強を復習する事から始めます。前日の復習であれば、苦労せずに必ず始められます。勉強とは、まず始めることが大切です。一度始めればペースに乗って続けられます。迷わずに始められる復習から始めましょう。
さらに進捗が目に見えるように、計画表を張り出して終わったものを赤鉛筆などで消し込みましょう。
技術士試験は、難しい試験でありません。毎年5千人が合格する試験です。あなたも過去に経験があると思います。「この試験に合格するだろうか?」と思いながら受験して「合格してみればこんなものか」と思ってしまった試験があると思います。
難関試験は、合格するまで「何をやれば合格するか理解できてない」から難関試験なのです。理解できてしまえば「必要な事をやれば、だれでも合格できる試験」なのです。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
キーワード解説シートは、そろそろ100枚を超えた?
技術士試験の準備は、順調ですか?今日の段階では、「受験申込書と業務経歴票」の下書きと、キーワード学習をしている段階です。
キーワード解説シートは、そろそろ100枚を超えましたか?
キーワードリストは、300個を超えていると思います。キーワードリストは、リストアップするだけなので簡単です。キーワードの解説シートは、1枚書くのに30分~1時間かかります。1日に作成できるキーワード解説シートは、1~2枚が限度だと思います。このペースを考えたときにキーワード解説シートの枚数を筆記試験までに300枚を超えるには、現状で100枚を超えてほしいペースです。
キーワード解説シートの枚数の目安。
0~100枚 :たぶん不合格です。
100枚~200枚 :合格の可能性が出てきます。
200枚~300枚 :合格の可能性が高いです。
300枚~ :たぶん合格できると思います。
筆記試験日まであと約120日です。
なお、この枚数の目安は、独学の場合です。指導者のいる場合は、効率的な勉強ができて無駄が無いので、まだ大丈夫です。
昨日までの努力の結果が、今日の自分を作っています。今日の努力が、明日の自分を作ります。合格するかしないかは、自分が決めているのです。どうせ決めるなら、合格に決めましょう。
JESでは、4月15日(日)に各部門の専門家による個別指導を実施します。楽しみにしていてください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
「受験申込書と業務経歴票」と「技術的体験論文」の下書き。
4月2日(月)「受験申込書と業務経歴票」が、配布されました。あなたは、記載事項の下書きが、どこまでできましたか?
下書きができている人も、まだ提出してはいけません。最低でも5回の下書きをしてください。このコラムに合わせて記載している人は、3回の下書きをしているところだと思います。また技術的体験論文の下書きも3件できているか確認してください。
「受験申込書と業務経歴票」下書き5回・「技術的体験論文」下書き3件の2項目ができない場合は、口頭試験で不合格になると思って頑張ってください。(事実として平成23年度は、約半数の人が不合格でした)
さて「技術的体験論文」の下書きは、箇条書き程度で十分です。ただしデータにどのような物が必要か書き出してください。なぜなら清書する時になって、データがそろわない場合があるのを防ぐためです。
それでは、「受験申込書と業務経歴票」の3回目の下書きと「技術的体験論文」の下書きを今週中に完了目標で頑張ってください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士の職務経歴あるいは業務経歴について。
きょうは、技術士の職務経歴あるいは業務経歴について書いてみます。
重要なのは、受験条件である最近の7年間になります。試験官は、この7年間において技術士にふさわしい職務経歴あるいは業務経歴かどうかを確認します。場合によって10年間を見る場合もあります。なぜなら、7年前から突然技術士にふさわしい業務をすると考えにくいからです。
さて技術士にふさわしいとは、技術士法に照らしてどうかです。あるいは試験の採点条件やその他の資料もあります。試験部会からも公表されている資料があります。それらの資料と照合して技術士にふさわしい職務経歴あるいは業務経歴かとうかを確認します。
それから職務経歴あるいは業務経歴を不連続で記載する人がいます。理由を聞いてみると「記載しない年は、技術士にふさわしくない仕事だったからです」の回答がほとんどです。この不連続は、問題です。
試験官の立場で見たときに、未記載の年があると「何か隠したいことがある」と見えます。
職務経歴あるいは業務経歴は、学校を卒業して就職した年から連続して現在までを記載してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。
技術士試験コラムリスト
技術士試験コラム 最新一覧
- 2024.05.19 予想問題を作る
- 2024.05.18 キーワード学習と筆記試験
- 2024.05.17 筆記具を選ぶ
- 2024.05.16 ワンパターンで勉強する
- 2024.05.15 ひな型でワンパターンの記述を
- 2024.05.14 数値は必須
- 2024.05.13 分かりやすい文章を書く
- 2024.05.12 お金を払ってでも読みたいか?
- 2024.05.11 内発的に考える
- 2024.05.10 キーワード学習完成は成長停止
カテゴリ別コラム
- 新試験制度の解説 ( 4088 )
月別コラム
- 2024年5月(19)
- 2024年4月(30)
- 2024年3月(30)
- 2024年2月(28)
- 2024年1月(31)
- 2023年12月(31)
- 2023年11月(30)
- 2023年10月(31)
- 2023年9月(30)
- 2023年8月(31)
- 2023年7月(32)
- 2023年6月(30)
- 2023年5月(31)
- 2023年4月(30)
- 2023年3月(31)
- 2023年2月(28)
- 2023年1月(31)
- 2022年12月(32)
- 2022年11月(30)
- 2022年10月(31)
- 2022年9月(30)
- 2022年8月(31)
- 2022年7月(31)
- 2022年6月(30)
- 2022年5月(32)
- 2022年4月(30)
- 2022年3月(25)
- 2022年2月(27)
- 2022年1月(31)
- 2021年12月(31)
- 2021年11月(31)
- 2021年10月(31)
- 2021年9月(30)
- 2021年8月(31)
- 2021年7月(31)
- 2021年6月(30)
- 2021年5月(31)
- 2021年4月(30)
- 2021年3月(31)
- 2021年2月(28)
- 2021年1月(31)
- 2020年12月(31)
- 2020年11月(30)
- 2020年10月(31)
- 2020年9月(30)
- 2020年8月(31)
- 2020年7月(31)
- 2020年6月(30)
- 2020年5月(31)
- 2020年4月(30)
- 2020年3月(32)
- 2020年2月(29)
- 2020年1月(31)
- 2019年12月(31)
- 2019年11月(30)
- 2019年10月(32)
- 2019年9月(30)
- 2019年8月(31)
- 2019年7月(31)
- 2019年6月(30)
- 2019年5月(31)
- 2019年4月(30)
- 2019年3月(31)
- 2019年2月(28)
- 2019年1月(31)
- 2018年12月(31)
- 2018年11月(30)
- 2018年10月(31)
- 2018年9月(30)
- 2018年8月(31)
- 2018年7月(31)
- 2018年6月(30)
- 2018年5月(31)
- 2018年4月(30)
- 2018年3月(31)
- 2018年2月(28)
- 2018年1月(31)
- 2017年12月(31)
- 2017年11月(32)
- 2017年10月(32)
- 2017年9月(30)
- 2017年8月(31)
- 2017年7月(31)
- 2017年6月(30)
- 2017年5月(31)
- 2017年4月(30)
- 2017年3月(31)
- 2017年2月(28)
- 2017年1月(31)
- 2016年12月(31)
- 2016年11月(30)
- 2016年10月(31)
- 2016年9月(30)
- 2016年8月(31)
- 2016年7月(31)
- 2016年6月(30)
- 2016年5月(31)
- 2016年4月(30)
- 2016年3月(31)
- 2016年2月(29)
- 2016年1月(31)
- 2015年12月(31)
- 2015年11月(30)
- 2015年10月(31)
- 2015年9月(30)
- 2015年8月(31)
- 2015年7月(31)
- 2015年6月(30)
- 2015年5月(31)
- 2015年4月(30)
- 2015年3月(31)
- 2015年2月(29)
- 2015年1月(31)
- 2014年12月(31)
- 2014年11月(30)
- 2014年10月(31)
- 2014年9月(30)
- 2014年8月(31)
- 2014年7月(31)
- 2014年6月(30)
- 2014年5月(31)
- 2014年4月(30)
- 2014年3月(31)
- 2014年2月(28)
- 2014年1月(31)
- 2013年12月(31)
- 2013年11月(30)
- 2013年10月(31)
- 2013年9月(30)
- 2013年8月(31)
- 2013年7月(31)
- 2013年6月(30)
- 2013年5月(31)
- 2013年4月(30)
- 2013年3月(31)
- 2013年2月(28)
- 2013年1月(31)
- 2012年12月(31)
- 2012年11月(30)
- 2012年10月(31)
- 2012年9月(30)
- 2012年8月(31)
- 2012年7月(31)
- 2012年6月(30)
- 2012年5月(31)
- 2012年4月(30)
- 2012年3月(31)
- 2012年2月(29)
- 2012年1月(31)
- 2011年12月(30)
- 2011年11月(26)
- 2011年10月(26)
- 2011年9月(27)
- 2011年8月(22)
- 2011年7月(26)
- 2011年6月(30)
- 2011年5月(29)
- 2011年4月(20)
- 2011年3月(22)
- 2011年2月(24)
- 2011年1月(25)
- 2010年12月(31)
- 2010年11月(30)
- 2010年10月(31)
- 2010年9月(30)
- 2010年8月(28)
- 2010年7月(30)
- 2010年6月(30)
- 2010年5月(31)
- 2010年4月(29)
- 2010年3月(30)
- 2010年2月(25)